髪のダメージ原因

髪のダメージ原因を挙げてみました。

ダメージヘアの原因1つ目は、カット。スライドカットやレザーカットを多用することによりフェザータッチの先細で軽いスタイルが簡単につくれるようになりました。しかしこの手のカット技法は髪の切り口断面の面積が大きくなるため、乾燥しやすく結果パサつきやすくなるのです。また切れの悪い鋏やレザーを使用することにより髪の表面のキューティクル(表皮)を削ぎ落としてしまいます。髪の状態にあったカット技法を選択すべきでしょう。
ダメージヘアの原因2つ目は、パーマやカラーリング。薬剤を使いカールや色をつけるので、髪への負担は免れません。ダメージを最小限に食い止める施術やトリートメントを施し、ダメージ0に近づけます。
ダメージヘアの原因3つ目は、シャンプー、リンスのサラサラ成分。このサラサラ成分(シリコン)が進化したことで、髪は包まれて呼吸しにくくなりました。さらに包まれた髪は、油やけをおこしてダメージを深めてしまうという悪循環となっています。最近ではノンシリコンシャンプーノンシリコンリンスなどのサロン専売品が注目を集めています。
ダメージヘアの原因4つ目は、紫外線。髪は紫外線を受けることにより毛髪内部のタンパク質成分が分解されてしまいます。その結果、毛髪表面のミューティクルが剥がれて内部が乾燥し、枝毛・切れ毛・裂け毛などのダメージヘアの原因となります。また、毛髪内部にあるメラニンも分解されてしまい、よって毛髪が褪色し赤茶っぽくまさに”焼けたような色”になってしまいます。紫外線の強い時期は、帽子を被るなどの対策が必要です。最近では紫外線をシャットアウトするコーティングメニューなども有効です。
ダメージヘアの原因5つ目は熱。ここ数年間でドライヤーの出力ワットは、とても大きくなりました。おかげで髪の乾燥は以前と比べてグンとアップしましたが、これも髪に負担をかける要素になっています。出力の大きなドライヤーはプロでも使い方が難しいのです。間違ったドライヤーの使い方、乾かし過ぎに注意が必要です。
ダメージヘアの原因6つ目はブラッシング。普通、髪の表面は頭皮から出た油分で覆われていて、摩擦も少なく毛髪内部の水分蒸発を防いで静電気も起きにくくなっています。しかし乾燥すると油分が行き渡りにくく、摩擦が大きくなります。そこでブラッシングを行うと毛髪表面のキューティクルが損傷して(剥がれて)しまいます。すると内部の間充物質(タンパク質)が流出し、髪のダメージに繋がります。従ってブラッシングは、出来るだけ毛髪が乾燥していない時に行うことをお奨めします。 以上、主な髪のダメージ原因を記載しました。髪のダメージは、予防が一番効果的です。ぜひ実践してみて下さい。