頭皮の基礎知識

ヘアケアには、頭皮ケアを忘れないようにしましょう。

ヘアケアは毛髪だと考えている人が多いようですが、実際には毛髪と頭皮をケアしていくことが重要です。頭皮は、皮脂腺が発達していますから、皮脂の分泌が盛んになっています。ですから、剥がれた角質を除去するのは、容易ではありません。さらに、分泌された皮脂と混ざり合ってできたものがフケとなって、頭皮に溜まりやすくなってしまいます。シャンプーをして翌日、カサツキが感じられるようでしたら乾性頭皮とされます。ベットリとするようでしたら脂性頭皮と考えられます。これらの中間でしたら普通というように判断され、さらにフケが目立ってくるようでしたらフケ症となります。灰白色のフケがサラサラ落ちてくるようでしたら乾性のフケ、湿ったフケで爪でかきますと粘りついてくるような脂性のフケというように分類されています。頭皮は頭の皮膚のことですが、最近ではスカルプと呼ばれることが多く、頭皮ケアは、スカルプケアなんて言われています。 頭皮も頭蓋骨を覆っている皮膚なのですが、そのほとんどの部分に髪の毛が生えています。ですから、他の皮膚とは性質がかなり違っています。 頭皮の内部はどうなってるかと言いますと、頭には頭蓋骨があって、頭蓋骨のすぐ上には骨膜という膜があります。頭皮というのは、頭の皮膚表面から骨膜までを指しています。表面から骨膜までは、表面から順に、皮膚、皮下組織、筋、腱膜、そして腱膜下組織と構成されており、その内側から、健康で元気な髪の毛を育み、それぞれが強調しあって大切な頭蓋骨、そして最も重要である脳を守っているわけです。健康な頭皮でしたら、皮下組織にある毛細血管から栄養やホルモンが供給されて、毛乳頭や毛母により髪をつくる細胞分裂を活性化し、健康な髪が生まれてきます。

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monastaff