ケーススタディ 30

最近のカラーリング事情では 『 脱 白髪染め 』 という染め方が流行っています。

どういうことかと申しますと、白髪はよく染まらないが白髪が気にならなくなるカラーリングということです。

ではまず、なぜ白髪染めをやめるのか …

・白髪染めでは明るさに限界がある
・赤味が出てしまい透明感がでない
・生えてくる白髪と染めてある髪の間のくっきり感が目立って気になる
・色が単調で、動きや軽さが表現しにくい  などがあります。

脱 白髪染めカラーでは

・できるだけ最小限の範囲にハイライトを入れることで、動きや立体感が表現しやすくなる
・ハイライトが入ることで、今まで出来なかった寒色系カラーが可能 (アッシュ・マット系など)
・近年の添加剤(ケアブリーチ)により、ハイライト(ブリーチ)部分のダメージが極小
・白髪が伸びてきてもハイライトの効果により白髪が気にならなくなる  などがあります。

 

まずは一人目のお客様、普段9レベルの白髪染めをされています。動きが欲しいのと寒色系カラーにしてみたいとのご要望から、脱 白髪染めカラーを提案させていただきました。根元が伸びてくると、染めてある髪と根元の白黒の髪の間がクッキリ目立ってしまいます。

 

 

頭のハチより上の部分に、ホイルを使いながら間引きしてハイライトを入れていきます。その他フェイスラインと耳後ろの生え際にもハイライトを入れることで、髪をまとめた時にも表面にハイライトのラインが出てくれます。ホイル数は25枚で髪全体の5~6%しかハイライトを入れていません。

 

ハイライトがしっかり抜けたら水洗し、8レベルの寒色系カラーを全体に塗布し一定時間放置します。水洗後ドライし髪色を見ると、すっかり寒色系に変わっています! 今はハイライトが目立たない程度に馴染んでいますが、この後 数日数週間の時を経て、ハイライトが徐々に浮き上がり陰影効果で髪に動きと立体感がプラスされます。 白髪が伸びてきてもハイライト効果により白髪をぼかしてくれます。

 

 

 

二人目のお客様も同様に施術させて頂きました。こちらのお客様は、最初からハイライトが分かるようにして欲しいというご要望がありましたので、ハイライトを入れた後10レベルのアッシュ系カラーを塗布させて頂きました。

 

 

 

一つだけ難しいことを言いますと、ハイライト後のカラーリングに その後のメンテナンスに重要な秘策が隠されています! また、ハイライトも根元が伸びたらリタッチできるので一度ハイライトを入れた部分の再ブリーチは絶対にしません。。monaでは、ダメージの軽減とその後のメンテナンスを考えた上で施術を致します。 その他 何かご質問などございましたらお気軽にご相談下さい。

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monastaff